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スタッフブログ 2024年08月20日
こんにちは。愛玩動物看護師の手塚です。みなさんは、ノミの成虫を見たことがありますか?
外に行かないとノミがつかないと思いがちですが、実は、私たちの衣服や靴について室内に持ち込まれることもあります。一度家の中に侵入されてしまうと、絨毯の中や、畳の縁、タンスやテレビなどの裏の暗いところで繁殖を続けます。そうなると完全駆除が困難なため、1年を通した予防が有効です。(発生期間は地域によって多少異なります)。
【意外と知らない(◎_◎;)?ノミのライフサイクル】
ノミは、卵⇒幼虫⇒サナギ⇒成虫 といったライフサイクルを辿ります。卵が成虫になるまでのスピードは、季節によって異なります。春・秋は通常3~4週間、冬季は最長で約180日 ですが、梅雨から夏のこの時期には最短2週間で成虫になります。
メスのノミは1匹につき 1日20~50個の卵を産みます 。
そのため、1日50個の卵を産むとして、夏は14日で孵化するとなると………ものすごい数のノミが発生することが想像できます(^_^;)
このように繰り返し繁殖するため、最低でも3か月間投薬を継続することが大切です。
ノミは体長約2mmの昆虫です。下の写真のように、肉眼でも動いているのが分かるくらいの大きさです。動物の被毛の中を動き回るだけでなく、床などに落ちると、30cm 程ピョンピョンジャンプをして移動します。
もし、ノミがいなくても、被毛の間に砂のようなものがたくさんついていたら、要注意です。
ティッシュにとって水に濡らして見てください。赤く滲むようであれば、ノミの糞です。
同居犬や同居猫が複数いるお家では、1匹の子だけにノミ予防をするのではなく、全頭予防することが重要です。
また、ノミを見つけても絶対に手でつぶさないでください❕
ノミの成虫がメスだった場合、お腹に卵が入っていることがあります。 潰してしまうと部屋中に卵が飛び散ってしまい、そこからまた繁殖する可能性があります。
では、ノミを見つけたらどのようにすればよいのでしょうか?
➡手では捕まえず、『セロハンテープ』や『ガムテープ』でくっつけて捕獲しましょう。
ノミは動物に痒みや湿疹などのアレルギー性皮膚炎や、瓜実条虫の寄生を媒介します。
また、人もノミに刺されることで皮膚炎を起こし、掻きむしることで二次感染を起こし重症化したり、猫ひっかき病のリスクもあります。
ノミの駆除が困難な場合には、業者さんに頼んでみるのも1つの解決策となるでしょう。
🐶🐱1年中ノミ対策、予防薬でノミの繁殖を阻止しましょう!
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