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スタッフブログ

ヒトも動物も潤い保って健康な皮膚をつくりましょう

スタッフブログ 2024年07月03日

こんにちは、看護師の八木橋です。

あっという間に7月に入り、気温も30℃近い日が続き本格的に夏到来ですね⛱️💦

前回は感染症の際に使うシャンプーについてお話ししましたが、今回のテーマは保湿です。

 

皮膚炎の対策として、シャンプーと同じくらい保湿もかなり大切です。

 

皆様、セラミドという言葉に聞き覚えはありませんか?

私たちが使用する化粧水や乳液などにも配合されている、保湿には欠かせない成分です。

 

セラミドは皮膚表面の何層にも重なった角質細胞の隙間にある脂質の一種です。セラミドが十分にあると角質細胞を繋ぎ止め、水分が蒸発するのを防いでくれています。

 

これにより外部刺激の侵入を防ぎ、肌を守るバリア機能を果たすためセラミドは皮膚の健康には欠かせません。

 

セラミドが不足すると肌が乾燥し、バリア機能が正常に働かなくなり、少しの外部刺激でも痒みや炎症を起こしやすくなります。

 

セラミドは本来体内で作られていますが、アトピー性皮膚炎の子はセラミドを体内で上手に作り出せていないこともあるようです。

 

体内で作られるセラミドが少ないのであれば、補ってあげることが大切です。

 

セラミドは動物性や植物性、ヒト型など様々な種類があります。

その中でも保湿力・浸透力が最も高いものは、ヒト型セラミドです。ヒト型セラミドにもまた種類が分かれており、セラミド1~7まであるそうです。

 

アレルギーを持つ子に特に取り入れたいのは1・3・6で、これらが不足すると敏感肌や乾燥肌、アトピー性皮膚炎になりやすいと言われています。

 

シャンプーで汚れを落とした後にしっかりと保湿をし、皮膚の炎症を抑え健康な肌を維持しましょう。

 

〈当院で取り扱いのあるシャンプー・保湿剤〉

 

 

◎ダームワン:1回使い切りのスポットタイプ

 

セラミド1・3・6やコレステロールなど高品質な成分を使用、配合された天然成分が皮膚常在微生物叢のバランスまで整え、皮膚の内部へと速やかに浸透するセラミド配合保湿液です。

 

保湿したい部分の被毛を掻き分けて、皮膚に直接数滴ずつ垂らし指で刷り込むように塗布します。

皮膚の乾燥が気になる様々なところに塗布することが出来ます。

 

 

◎アデルミルシャンプー:敏感肌の子用に作られた無香料・無着色のシャンプー

 

アトピー素因の子向けで、セラミド1・3・6、コレステロール、必須脂肪酸など5種類の保湿成分が配合されています。

 

 

🌟他にもコンディショナースプレータイプの保湿剤もおすすめです🌟

 

◎ヒュミラック:シャンプー後のかけ流し、スプレーでも使えるコンディショナー

 

尿素が配合されており、高い保湿力を持つ。尿素の保湿効果はセラミドと同程度とも言われています。

シャンプー後の仕上げにお湯に溶いてかけ流したり、乾燥が気になった時に部分的にスプレーをして使用することも出来ます。

 

◎オーツダーマルカーム:動物の皮膚にも人の手にも優しいデイリーケア製品

 

天然のオーツ麦(カラス麦)抽出成分を配合した製品ですので、小麦アレルギーの子は使用を避けてください

皮膚に十分いきわたるように被毛をかき分けてスプレーし、軽くマッサージをしてください。

潤いを保つため、使用後は洗い流さず自然乾燥でよいので、日常的に使いやすい製品です。

 

 

🌟また、毛玉などがあると皮膚が蒸れてしまい皮膚炎の原因になってしまうため日々のブラッシングも大切です。

 

ブラッシングで抜け毛や毛玉を取り除くことで皮膚の通気性を良くし、被毛についたアレルゲンを除去して皮膚の健康を保ちましょう🐶

 

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