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スタッフブログ 2018年03月16日
こんにちわ、看護師の前です。
皆さんはおうちのワンちゃんネコちゃんの歯の健康について考えたことはありますか?
私は恥ずかしながら動物看護の学校へ行くまで気にしたことはありませんでした。
学校で飼育しているワンちゃんたちは毎日歯みがきをしていて綺麗な歯をしていました。
そこで犬も歯みがきをするのだと初めて知り、うちの子の口の中を見てみたところ
歯石は付いていない。
だが、歯の表面がかけていました!
なぜ歯が欠けていたのか…
考えてみるとうちでは牛皮で出来た硬い骨ガムを与えていました。
硬いものだとすぐには無くならないのでお留守番をさせるときによく与えていました。
ですが、硬すぎるものを全力で噛んでいたので歯のほうが負けてしまっていたんです。
ワンちゃんは顎の力は強いですが、歯自体は人よりも弱く出来ています。
少し前から「ひづめなど硬すぎるものは与えないようにしましょう」とネットなどでも書かれていますが一番の理由は歯が欠けてしまうからなんですね。
歯は欠けたりすると元には戻りません。
折れたり完全に割れてしまっているものに関しては全身麻酔をかけての抜歯が必要になります。
そのままにしておくと神経が露出しているため痛みがあったり、割れたところから細菌感染が起こり出血や膿が出たり、細菌感染が悪化すると顎の骨がもろくなり骨折、歯の根っこに膿がたまり顔に穴を開けてしまったりと重症化してしまうからです。
さらに膿が血流に乗り全身へと広がり肝臓や心臓で問題を起こします。
よく噛むこと自体は歯垢の予防になりますが、それにより歯が傷ついてしまっては本末転倒です。
歯が割れてしまってからでは遅いので、硬いものは避けるか、与える場合はよく注意してみてあげてください。
また、細菌感染に関しては歯垢や歯石でも同じことが言えます。
歯垢、歯石は細菌の宝庫です。
常に歯や歯茎に細菌が張り付いていることになりますのでそこから炎症が起き、歯周病となります。
歯周病は痛みを伴い、細菌感染が起きているので悪化すると…。
歯石が大量に付くと歯茎を押し上げ歯がぐらぐらになり抜けやすくなります。
抜けた穴からも細菌が入り込みます。
たかが歯石と侮っていると気づいた時には取り返しがつかなくなってしまいます。
もしこの話を読んで少しでも怖いなと思いましたら、今一度おうちの子たちのお口の中をチェックしてみてください。
歯茎が真っ赤になっている、歯石が付いている、歯の一部に欠けているところがあるなど、気になるところがあれば一度診察にいらしてください。
また何もなくても安心してはいけません。
気が付いた今が、今後のためのケアを始めるチャンスです。
次はお口のケアについて書いていこうと思います。
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